──テーブルに冷蔵庫に、ジモトさがみはらがあふれる日常を──

　相模大野駅前に再開発で大型商業施設ボーノ相模大野が出来たのが今年の3月。同時に開業したのが相模原市のアンテナショップsagamix（ さがみっくす）だ。（一社）相模原市観光協会直営の店である。
　市内産の野菜や卵など生鮮食品、加工品、特産品、JAXAの関連グッズなど様々な商品を扱い、そのアイテム数は何とおよそ600点。約90ものメーカーの商品を販売している。またイートインではさがみはらの旬の素材を使った軽食も提供する。
　「合併により広くなった相模原市の人たちに、市内の商品を知ってもらい市のものを買ってもらうのも目的の一つです」と、当会の副会長でもある観光協会の浦上裕史副代表理事。
　今、最も好評なのは、市内の野菜や卵など生鮮食品である。生産者が毎日納品する地元野菜を目当てに、午前中を中心に多くの地元のお客が買いにくる。竹花佳奈店長は「新鮮で農薬不使用で、値段もそれほど高くないことが人気につながっています」と話す。
　「年末に向けて、今後はsagamixオリジナルのギフトボックスを提案したい」と竹花店長。お中元時期に販売し手応えを感じた。贈り物やお土産として、様々なメーカーの商品を組み合わせたsagamixにしかできないギフトを考えている。市内の商品をいかにPRし販売していくか。sagamixの挑戦は始まったばかりだ。

「かながわ商店街新聞平成25年11月号より」